今は使われていない設定ファイルを消す
最終形
% sudo dpkg -P $(dpkg -l |awk '/^rc/ {print $2}')
解説
以下のようにパッケージを削除すると、設定ファイルなどが残されたままになります。
% apt-get remove pkg
どのパッケージの設定ファイルが残っているか確かめるには dpkg(1) が使えます。-l/--list を付けて rc となっている pkg が設定ファイルの残っているものです。
% dpkg -l |grep '^rc'
rc 状態のパッケージのパッケージ名を抜き出すのには sed(1) が便利です。GNU sed なので \S や \s が使えるのも嬉しいですね。
% dpkg -l |grep '^rc' |sed -e 's/^rc\s\+\(\S\+\).\+/\1/')
grep(1) を使わない版。
% dpkg -l |sed -e '/^rc.\+/!d' -e 's/rc\s\+\(\S\+\).\+/\1/'
awk 使用版。狐志庵(id:KoshianX) に「awk(1) じゃだめなの」って突っ込まれました。
% dpkg -l |awk '/^rc/ {print $2}'
これのが見易いなあ。
残された設定ファイルを消したい場合も dpkg(1) が使えます。-P/--purge を用います。
% dpkg -P pkg
これらを組み合わせると、冒頭の最終形になります。
設定ファイルが残っていると助かる場面もありますので、実行する前に本当に消してもいいのか確認してくださいね*1。